桜猫とは?耳カットはかわいそう?左右の違いや理由・痛みをわかりやすく解説
みなさんは耳カットされている猫を見たことがありますか?
野良猫や地域猫をよく見かける方は、一度は目にしたことがあるかもしれません。
猫の耳カットとは、猫の片方の耳の先が三角形のようにカットされている状態のことをいいます。
初めて見ると「かわいそう」「痛そう」と感じてしまう方も多いのではないでしょうか。
また、右耳だったり左耳だったりとカットされている耳が違うことに疑問を持つ方もいると思います。
そこでこの記事では
-
桜猫とは何か
-
猫の耳カットの理由
-
右耳と左耳の違い
-
猫は痛いのか
など、気になる疑問についてわかりやすく解説していきます。
「耳カットってかわいそうじゃないの?」と思っている方も、ぜひ最後までご覧ください。
桜猫とは?耳カットされた猫の意味
桜猫(さくらねこ)とは、TNR活動によって去勢・避妊手術を受けた猫の目印として耳の先をカットされた猫のことです。
外で暮らす猫がこれ以上増えないようにするために行われている活動の一つで、手術済みの猫であることを一目で判断できるように耳カットがされています。
耳のカット部分が桜の花びらの形に似ていることから、「桜猫」や「さくら耳」と呼ばれるようになりました。
猫の耳カットとは?
猫の耳カットは、意味なく行われているものではありません。
外で暮らす猫がこれ以上繁殖しないように、一度捕獲して去勢・避妊手術を行い、その後元の場所へ戻します。
その際に「この猫は手術済みですよ」という印として耳の先をカットするのです。
耳カットがされていることで、耳を見れば手術済みの猫であることが判断できるようになります。
猫の耳カットはかわいそう?
うちの元保護猫レイにも耳カットがあります。
うちに迎えた時にはすでに耳の先がカットされていました。
当時の私は耳カットというものを知らず、「喧嘩で怪我をしたのかな?」と思ったのを今でも覚えています。
しかし保護団体の方に耳カットの意味を聞き、調べていくうちにその理由を知りました。
耳がかけているのを見ると、最初は驚きますし「かわいそう」と感じてしまう方も多いと思います。
ですが耳カットには、外で暮らす猫たちを守るための意味があります。
手術済みの猫であることをすぐに判断できることで、再び捕獲されて不要な手術をされてしまうことを防ぐことができます。
猫にとって全身麻酔は体への負担もとても大きいため、そのリスクを避けるためにも耳カットは重要な役割となっています。
猫を傷つけることなく、判断できる方法があれば一番ではありますが、現時点ではなかなか難しそうですよね。
TNRとは?
外で暮らす猫を一度捕獲し、去勢・避妊手術を行ってから元の場所へ戻す活動をTNR活動と言います。
TNRとは次の言葉の頭文字を取ったものです。
TNR
T = Trap (捕獲する)
N = Neuter (去勢・避妊手術)
R = Return (元の場所に戻す)
耳カットは、このTNR活動によって手術済みの猫であることを示す目印として行われています。
もし耳カットなどの目印がなければ、すでに手術済みの猫でも再び捕獲されてしまう可能性があるということです。
その結果、再度全身麻酔をかけて手術をされてしまうこともあり、猫にとって大きな負担になってしまいます。
耳カットは、そのようなことを防ぐための大切な役割となっているのです。
耳カットの左右の違いは?
耳カットされている猫を見ると、右耳だったり左耳だったりと違いがあります。
実はこの左右の違いには意味があります。
右耳と左耳の違い
一般的には、耳カットの左右は猫の性別を示しています。
右耳カット → 男の子
左耳カット → 女の子
このように区別することで、耳を見るだけでも手術済みかどうかだけでなく、猫の性別も判断できるようになっています。
うちの子も片耳カットで男の子なので、右耳がカットされています。
ただし、地域や保護団体、動物病院によっては方法が異なる場合もあります。
右耳カットが男の子、左耳カットが女の子というのが一般的ですが、中には両耳カットを行う病院もあるという話も聞いたことがあります。
私も地域猫で一度だけ、両耳カットされている猫を見たことがあります。
耳カットは病院によって方法が違うのかもしれませんが、両耳カットされた猫を初めて見たときは、少し複雑な気持ちになりました。
猫の耳カットは痛いの?
猫の耳カットは、去勢手術や避妊手術の際に全身麻酔をかけた状態で同時に行われるのが一般的です。
そのため耳カットの瞬間に痛みを感じることはありません。
また、止血処置もしっかり行われるため出血も少ないと言われています。
手術後しばらくは多少の痛みがある可能性はありますが、傷が治ればその後痛みが続くことはほとんどありません。
実際、うちの子も耳を触っても嫌がることはなく、いつでもゴロゴロと気持ちよさそうにしています。
桜猫(さくらねこ)という呼び名の由来
耳カットされた猫は「桜猫(さくらねこ)」と呼ばれ、耳カットされた耳のことは「さくら耳」と呼ばれています。
さくら耳は、カットされた形が桜の花びらのように見えることから名付けられ、由来を聞くと、なるほどと思えますよね。
「桜猫」という呼び方は、2012年10月にどうぶつ基金の理事長と石垣市長が、TNR活動についての対談の中で提案したことがきっかけと言われています。
耳カットされた猫を見ると最初は驚くかもしれませんが、その印には「この猫は去勢・避妊手術が済んでいる猫ですよ」という意味が込められています。
こうした活動によって、外で暮らす猫たちがこれ以上増えないようにしながら、地域の中で見守られている猫たちのことを「桜猫」と呼んでいるのです。
桜は日本の象徴ともいえる花ですよね。
桜猫も日本の桜のように、どこでも大切にされる存在になってくれたら嬉しいですね。
まとめ
桜猫(さくらねこ)とは、TNR活動によって去勢・避妊手術が行われ、その目印として耳カットされた猫のことを指します。
猫の耳カットは、一見かわいそうに見えるかもしれません。
しかし、外で暮らす猫の数を増やさないため、そして手術済みであることをすぐに判断できるようにするための大切な目印でもあります。
桜猫は、TNR活動によって地域の中で見守られながら暮らしている猫たちでもあります。
桜猫という存在を知ることで、外で暮らす猫たちへの理解が少しでも広がれば嬉しいです。
うちの子も、もともとは地域猫で、保護団体の方に保護され、縁があって我が家へ来た子です。
保護猫を迎える際には、トライアル期間が設けられることが多く、我が家でもトライアル期間を過ごしました。
トライアル期間の実際の流れや準備については、こちらの記事で詳しく紹介しています。
興味のある方は、ぜひご覧ください。
保護猫は新しい環境に慣れるまでに時間がかかることもあります。
特に成猫の場合は、少しずつ安心できる環境を作ってあげることがとても大切です。
我が家の元保護猫が慣れるまでの様子や、気を付けていたことについてはこちらの記事で紹介しています。
▶ 保護猫(成猫)が慣れるまでの期間は?5つのステップを紹介