保護猫(成猫)を迎え入れる際、慣れるのかとても気になりますよね。
現在うちにいるこは、保護団体の方に慣れるまでに時間がかかるこだと思います。と言われてたこです。
今でも抱っこはまだ怖がりますが、毎日撫でることを要求してすぐゴロゴロいう甘えん坊になっています。
保護猫の数だけ性格やトラウマは違ったりしますが、今回は私の実体験の保護猫(成猫)が慣れるまでの5つのステップをご紹介していきたいと思います。
期間も合わせてご紹介していきますので、保護猫を迎え入れたいと考えている方はご覧ください!
Contents
保護猫(成猫)が慣れるまで期間は?5つのステップで気をつけていたことも紹介!
初めて私が保護猫(成猫)を迎え入れて慣れるまでを5つのステップごとに紹介します!
ちなみにうちのこは推定4歳〜5歳(保護施設には3年くらい)の成猫で、人慣れしていないこです。
譲渡会で初めてあった時は、本当に最初から最後まで、ピクリとも動くことなく、固まってただただ怯えていた子です。
怯える子はそれまでも見たことがありましたが、全く動くことなく、ただただ怯えている姿が、とても辛く、そんな状況を最後にしてあげたいと思い、即決でトライアルを決めた子です。
そんな元保護猫(成猫)が慣れるまでの5つのステップ、早速見ていきたいと思います!
ステップ1 食事とトイレ
猫は環境の変化に弱い生き物なので、迎え入れた初日はご飯を食べてくれないことも多いと思います。
慣れるより前にまずは、家の環境に慣れて、食事とトイレを普通にしてくれるようになってもらうこと!それがやはり1番大事ですよね。
うちのこも初日は食べずに終わり、次の日も食べそうになかったので、液状ごはんチュールをあげたら食べてくれました!
猫にチュールはやはり最強なのだと再認識しましたね。
ドライフードはなかなか食べなかったので、最初はウェットフードで初め、徐々にウェットフードにドライフードをミックスしてあげるようにしたら食べてくれるようになりました。
うちの場合はなかなか食べなかったので食事の方が心配要素でした。
トイレの方は2日目あたりから夜中にしていたので、心配は少なかったですね。
期間と気をつけていたこと
迎え入れた初日から数日間は、何よりもまず環境に慣れてもらうことが第1なので、落ち着く環境(ケージ、食事、お水、トイレ、寝床)を整えてあげて、極力そっとしておきました。
ケージの周りも布を少しかけてあげて、上段にいる際は周りから見えないようにしてあげたりしてましたね。
たまに声をかけたりはもちろんしましたが、極力そっとしておいてあげて、まず新しい家の環境に慣れてもらうことを1番に気をつけていました。
何よりも大事なこと、何も危害は加えないよ、安心していい場所だよということを認識してもらうこと、それがわかれば食事やトイレはクリアできるかと思います!
ステップ2 部屋の探索
食事とトイレができるようになったら、何よりも次は引き続き環境に慣れる事ですね。
懐いてもらうのはその後です。
ケージ内で動きが見られるようになり、ケージから見える環境に慣れ始めた頃、うちはまず日中にケージを開けて好きな時に部屋を探索できるようにしておきました。
もちろん最初は人がいると警戒して出てこないですが、それでもケージを解放しておきました。
しばらくすると警戒しつつも部屋の探索に恐る恐る出てきたので、好きなように探索をさせてあげましたね。
ケージの外に出ては戻って、またちょこっと出ては戻っての繰り返しをしていました。
ケージの外では腰が引けてる歩き方をしていて、初めての場所で怖いのだろうなという印象です。
まずは安全な場所という事をわかってもらわなきゃいけないので、最初は特に探索中は極力存在感を消して、素知らぬ感じにしていましたね。
見てるのがわかると警戒して戻ってしまったりもしていましたが、それでも徐々に探索範囲が広がっていきましたので、別の部屋も開放したりと徐々に範囲を広げました。
期間と気をつけていたこと
3日目あたりからケージ内での動きが見られるようになり、ケージ外の様子を中から伺ったりという行動も見られたので、ケージの開放をして好きな時に出れるようにしてみました。
寝る時はケージを閉めていましたが、それ以外は基本開放しましたね。
気をつけていた事は、まだまだ構い過ぎないようにしてました。
ケージ内にいる時に声がけ等はしていましたが、探索をしてるときは、とても気になりましたが気づかぬふりをしていました。
気づかぬふりをしてると結構探索時間が長くなっていき、回数も増えて少しずつ慣れていったという感じですね。
しばらくケージの外に出る時は、腰も引けてる歩き方で警戒してます!って感じだったので、音を立てて脅かさないように、自由に探索できるように気をつけていました。
ステップ3 遊ぶ(戯らす)
食事にトイレ、部屋の探索ときたら、次は遊びですね。
猫の習性である戯れることが出来ればまた懐くまでの道のりの1歩前進です。
部屋の探索をして環境に少し慣れてくれたので、うちはまずケージ内で戯れるようになりました。
最初の戯れは王道の猫じゃらしでした!
何気なく遊ぶかなと思ってケージ内でくつろいでるときに猫じゃらしを差し出してみたら、戯れてくれました。
環境に慣れるまでは、うちのこは全然戯れもしませんでしたので、声をあげて喜びたかったですが、そこは我慢して心の中で喜んだのを覚えています!
無邪気に戯れてくれる姿は本当に見てるだけで癒されますよね。
それでもやはり最初の方はふと我に返って、また警戒するという繰り返しではありましたが、日に日に戯れ方も激しくなっていきました。
それからは毎日少しでも戯らす時間を1日で作るようにしていき、少しずつ警戒する時間をなくしていくようにしていきましたね。
期間と気をつけていたこと
家に来て1週間と少し経ったくらいで初めて戯れつきました。
1番始めはケージの中でくつろいでる時に戯れましたね。
この期間で気をつけていた事は、戯れたい時はすぐに反応するので、そういう時は満足するまで遊んであげるという事!
そして逆に乗り気でない時は、すぐにやめてリラックスさせてあげる事!を気をつけていました。
本人の気持ちに沿ってあげるという事ですね。
あと毎日1回は、どんなに短くても戯れたりする時間をなるだけ作るようにしていました。
戯れてる最中は夢中になっているので、警戒してない時間でもあるのですよね。
そういう警戒しない時間を少しずつ増やしていきました。
我に返って警戒が見られた時は優しく声かけてそっとしておいてあげる。
そういう日々を繰り返していくうちに、結構早い段階でお腹を見せて戯れつくようになりましたね。
ステップ4 撫でる
猫の習性の戯れる姿が見られたら、やはり撫でて触れたいですよね。
保護猫、しかも子猫でなく成猫はなつくまでに時間もかかるし、なかなか触らせてくれないこもいます。
もちろん成猫でも今までの環境によってすぐ人に懐くこもいますが。
うちのこは人と暮らすという状況がなかったようなので、人を怖がるし警戒がなかなか解けませんでした。
シェルターに3、4年いた際もほぼケージ生活だったようで、本当に初めての環境だったのだろうと思います。
撫でようとすると最初は怖がって逃げてしまったりとしていましたが、1番安心できるケージ内で最初は成功しました。
そんな風に撫でられた経験もないでしょうし、どうしたらいいかわからないといった感じに最初は戸惑いが見られましたね。
警戒してるけど、なんか気持ちいいぞ。みたいな感じで本当に初めての経験でどうしたらいいのかわからなそうって印象を受けました。
撫でられてもふとしたことで逃げてしまったりということも多々ありますが、少しずつ撫でる回数を増やしていきましたね。
期間と気をつけていたこと
家に来て2週間ほど経った頃に初めて撫でることができました。
最初に撫でれたのは、シェルター時から使用していたダンボールの寝床の中でリラックスしてる時です。
それまでは撫でようとしたら逃げてしまったりしてましたが、根気よく怖がらせず、脅かさないように注意しながら続けていき、成功した日のことを今でも覚えています。
1回撫でれても、2回目、3回目は無理をせずに、最初の頃は今日は無理そうだと思ったら次の日にまた再度チャレンジというようにしてました。
苦痛に感じたら困るので、あくまでも本人の意思を尊重してましたね。
受け入れてくれるときは必ずくるのでまさに根気よく続けることだと思います。
そうしていくうちに、徐々に撫でられた時の時間が伸びていったり、最初は戸惑いが見られていたものが、普通にゴロゴロと気持ちよさそうにするだけになっていったりと変化が見られていきました。
うちの子は人を怖がっていたので、撫でるのに時間がかかりましたが、危害は加えられないとわかるのは早かったようで、来て結構すぐにお腹を出して寝る姿は見れました。
ステップ5 話しかける(かまう)
最後の話しかける(かまう)は、その中でも段階を踏みました。
ステップに応じて、話しかけ方の度合いもうちは意識して変えていましたね。
最初の環境に慣らすステップでは、話しかけもするのですが、意識してそっとする時間を多く設けていましたし、戯れ出したあたりから少しずつ増やしていった感じですね。
警戒の度合いが減っていくのに応じて、話しかける言葉数は少しずつ増やしていくといった感じに。
構いたい気持ちを抑えてたのを少しずつ解放していくといった感じにしていきました。
警戒が解けていけば、話しかけても警戒することもなくなっていきましたので、うちのこには合っていたやり方だったのだと思います。
保護猫の成猫で、人馴れしてなくて警戒も強いこだったので、全て本人に合わせていってあげるようなイメージで日々を過ごして来ました。
話しかけるのも反応がいい時は長く話すし、警戒が強いときは無理に少し話してそっとしておいてあげました。
そんな日々を続けていき、今では横を通る際に急に話しかけても動じずにリラックスしたまま寝てたりします。
期間と気をつけていたこと
こちらの期間は最初からしていることですが、段階を踏んでという形ですね。
ステップに応じて、話しかける回数も増やし、構う時間も増やしていきました。
上記にも書きましたが、何よりも本人に寄り添う感じで対応していくようにしました。
最初は話しかけるだけで警戒していたこですが、今ではご飯食べる?と聞いて食べたければか細い声で返事をするようになっています。
子猫時代に人と接触のなかったこは、ほとんどなかないと保護団体の方が言っていたのですが、最初は本当になきもせず、このこは声出せないのかな?と少し不安でした。
しかし3ヶ月を超えたくらいから、初めはエアーなき(声が出てなく空気のようななき声)に始まり、今ではか細い声ではあるけれども、しっかりと甘えるときにはなくようになりました。
要求を訴えてくるようになったのはとても嬉しいことです。
まとめ
今回は、うちに保護猫が来てから慣れるまでの5つのステップと、それぞれで気をつけていたことを紹介してきました。
うちのこにはこの方法でよかったと言えますが、猫も猫それぞれの性格や今までの環境がありますので、保護猫の数だけそのこに合った懐くまでのステップがあると思います。
懐くのが難しいこだと保護団体の方に言われた時、私は人に懐かなくてもこのこが家でリラックスして過ごしてくれればいいと思って迎え入れました。
そんな保護猫で成猫でも、警戒心MAXなこでも、慣れるまでの5つのステップを踏んで1年経った今、まだ途中段階ではありますが毎日撫でて欲しそうにして、撫でればゴロゴロ言う甘えん坊なこになっています。
これから保護猫を迎え入れようと思われてる方の参考になれば嬉しいです。